「優柔決断」のすすめ by 古田敦也氏

GP

2010年09月01日 00:34

 さて先日の日曜に行った 古田敦也氏講演会・・・

でその会場で購入したのがこの本 「優柔決断」のすすめ PHP新書 です^^;

講演会では、球界裏話的な話も多く、笑いに包まれて和やかな雰囲気でしたが、この本の内容も
結構話されていました。「優柔」とは普通ネガティブな印象を持ちますが、この本の中で古田さんはこんな表現をしていました。

「優柔とは読んで字の如く「れた軟さ」と解釈してはみたらどうだろうか?」

現代のようにネット上でいろいろな情報が飛び交う世界では、そこから得られる情報量が膨大となりそれが返って頭でっかちとなり固定観念として植え付けられる様になってしまう・・・。
そうではなくもっと「柔軟に(柔らかく)」考え試行錯誤する気持ちが大切ではないか?と書かれています。

この文章を読んでコーチングで教えてもらったこんな言葉が重なりました。

「変化することを恐れない」

とかく人は(俺も含めて)以前の成功に囚われてしまい、なかなかやり方を変えようとしてもなかなか変えられないものです。
が、それは自分の成長を拒絶していることと同じ・・・。そこでいろいろなことを試してみることこそ成長の第一ステップだと書かれていて「あの言葉と同じじゃん!!」と本を読んでニンマリしました。

更に古田さんは「優柔」することの重要性と同時に最後には 「決断」する=腹をくくる ことの大切さも強く書かれています。決断とは「決めて断つ」・・・何かを得るためには何かを捨てる必要性があると・・・そうだよな~結局捨てることを恐れるあまり、どちらも失うことってままあるし・・・^^;


その他にも魅力的な題目として本の中では
・現在の環境にグチを言わない
・ブレることを恐れない
・実際にやってみて自分のものにする
・成功イメージを描きすぎない
などこれからの生き方に生かしていけそうなたくさんの言葉と文章がありました。

さらには野村監督や若松監督、そして古田さん自身が経験した組織論なども書かれていて
元プロ野球選手が書いた本とは思えないくらい含蓄のある言葉が並んでいました。
(きっと古田さんなら会社などの組織の中でも部下の力を十二分に発揮して優秀なチームを作るんだろうな~)

スポーツの世界で一流と呼ばれた人の思考や感じ方が書かれた本がこんなにもおもしろいとは・・・
やはり古田さんはタダモノではない^^ そう感じさせてくれる一冊となりました。


関連記事