2010年08月15日

帰国

 今日は終戦記念日。。
65年前の今日 太平洋戦争が終結した日です。

blog仲間でびんずるを一緒に踊った うさぎちゃん や バイクの先輩である 松兄ぃ のblogにも関連したことが書いてあります。

そんな終戦記念日の前日 俺の好きな脚本家の倉本聰さん脚本の「帰国」というTVドラマが放映されたのを皆さん
見ましたか?
帰国

 あらすじは戦後60余年たったある深夜 時刻表に載っていない軍事列車が東京駅に到着します。
その列車には太平洋戦争に亡くなった英霊達が乗っていました。

彼らが帰国したその目的は戦後 60余年経ち平和になった祖国 日本の今を確認すること。

結婚間もない新妻を残してきた兵士
検閲をしていくなかで精神を病み、仲間に疎んじられて自殺した兵士
大歓声の中でピッチャーとして活躍していた兵士

そんな彼らが守ろうとした国・・・。

しかし、自分の命をかけて守ろうとした日本は豊かではるが、何か大切なものを失った国として
彼らの目には映ります。

ドラマの終盤に「貧幸」という言葉が出てきます。

貧しくても幸せ・・そんな意味でした。

貧しい ことがいいとは決していいません。しかし 平和で豊か だから 幸せか?そう問いかけられた時
多分 多くの人は「No」と答えるのではないでしょうか?

もし幸せなら、どうして年間3万人もの人々が自殺する?
もし豊かなら、なぜ子供達が虐待を受け、餓死をする
もし平和なら、なぜ多くの高齢者達が行方不明になる?
 
戦争が今の状況を直すために必要なだとは絶対に言いません。
(子供の頃、世の中に殺伐な事件が増え始めた時、戦争で全人類が亡くなってしまった方が
いい。。。そんなおこがましい事を考えたことはありましたが、今は違います。)

でも 今のままでいいの?
このままいっていいの?

これが戦争中に亡くなった人達が本当の願った世の中なのか?

そんな問いかけをしてくれるドラマだったと思います。

そう またこんな言葉もありました。

「恥を知れ!!」

平和でもあり自由な世の中にはなった一方で人間としての「恥」を
忘れてきた戦後だったのだとも感じました。

このドラマ 全国でテレビに先行する形で上演されています。

残念ながら長野は来ませんが、もし近くで舞台があれば見に行きたいと感じた作品でした。

追記
ちょうど今 百田尚樹さんの「永遠の0(ゼロ)」も購入しました。
ちょっと読みかけですが、これもきっと心に残るような本になりそうです。





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Posted by GP at 23:01│Comments(2)政治
この記事へのコメント
TVは あまり 見ないので

見逃してしまい 残念です

また なにかの機会に 出会えたらと 思います
Posted by 安曇野 at 2010年08月19日 14:54
こんにちは安曇野さま

>また なにかの機会に 出会えたらと 思います


そうだったのですね
戦後の日本を振り返るいいドラマでしたよ
また見られる機会があればいいですね~
Posted by GP at 2010年08月20日 18:59
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